こんにちは、わんたです。
今回はKindle出版の売上に大きな影響を及ぼすKENPの単価が、年間でどのように推移しているのかまとめてみました。
KENPCってなに?
KENPCとはKindle Unlimitedに入会している人が読まれたページ数のことで、少し前まではKENPとも言われていました。
一般的に1ページ読まれると0.5円稼げると言われていますが、最近は0.4円ちょっとを推移していて、毎月変動しています。
Kindle出版の売上げ構成
電子書籍の売上はKENPCの他に注文された冊数も含まれているので、内訳としては
- 注文された冊数
- KENP(Unlimited利用者が読んだページ数)×単価
といった感じで構成されています。
おおよそKindle出版全体売上の3割が注文冊数、7割がKENPCなので、KindleUnlimited会員が読んだページ数の売上は大きいですね。
さらにKENPC(読まれたページ数)は数十万、ときには百万を超えることもあるため、ページ単価が0.1円違うだけで数万単位で売上に上限するため、Kindle出版している方は毎月変動をウォッチしている重要な数字……というのが前提となる情報。
ようやく本題に入ります。
KENPC単価:月ごとの推移
具体的な推移については下のグラフを見てください。
※私が2021年7月からのデータしか持っていないため、中途半端な月から計測が始まっています。
一番単価が良かったのは2021年、悪いのは2023年ですね。特に春から夏にかけては単価は0.4円ちょっととなっていて、2021年11月頃の0.52円と比べて0.1円ほどの差があります。
仮にKENPCが100万だったとした場合、
- 100万×0.5=50万
- 100万×0.4=40万
と約10万の差がでます。単価の上下が売上に大きな影響が出ることがわかるでしょう。
(2024年は単価がもっと上がってくれると良いなぁ)
………愚痴は置いておいて実は年間でみると3年共通する季節トレンドがあります。
7月、8月が単価は低く、9月以降から上昇していき年末がピークという部分です。年明けには下がってしまうのも、三年共通の動きです。
2023年も例年通りの動きをするのであれば単価は0.46円ぐらいで、2024年1月はやや下がって0.43円ぐらいでしょうか。
単価だけを考えれば秋~年末までに販売すると効率は良さそうですよね。
余談
YouTubeとかは夏休み期間が入れ時というのを効いたことがありますが、Kindle出版においては単価的には逆になってしまいましたね。
なんでだろう?
と考えていたんですが、一つだけ理由が思い浮かびました。
夏休みの恩恵を受けるのは小学生~大学生までですが、大半はクレジットカードは持っておらず、Amazonのアカウントすら持っていないと予想できます。だから、夏休みになっても読める人ってのは増えにくいんですよね。
だから夏になっても単価は上がらない。そんな現象が起こっているのではないでしょうか(とはいっても下がる理由にはならないので、他にも何かありそうです)。
なんでKENPCの単価下がっちゃうんですかね~。
詳細は公開されていないので謎のままです。