雑記

ライトノベルを個人でKindle出版した際のまとめ【売れるようにするための工夫】

 こんにちは、わんたです。

 amazonのライトノベル (Kindleストア)で、最高で四位、普段は二桁~三桁前半をキープするライトノベルを三冊だしました。

 その結果、イラスト代を含めた諸々の費用を回収するだけではなく、ちゃんと毎月十万単位の利益も出ていて、ライトノベル作家として活動が続けられています。

 ランキング一位を獲得するほどは売れていませんが、そこそこ売れる作品を出すコツといったものが見えてきたので、ご紹介したいと思います。

 ライトノベルを書き続けたいけどお金の問題で筆を折らなければいけない。

 そういった方の参考になったら嬉しく思います。

STEP1:小説投稿サイトに作品を公開する

 小説投稿サイトでブックマークやフォローされない作品は、個人で出版しても売れる可能性は低いです。

 有名でもない作家の新作なんて誰も見向きしませんからね……。

 ですから、いきなり作品をamazonで販売するのではなく、作品を楽しんでくださる読者様を集めて作品のパワーが十分にあると判断してからkindle化するといった流れで作っています。

 私の場合は、小説家になろうとカクヨムをあわせて1万ブックマーク(フォロー)あれば、作品の持つパワーは十分だと判断しています(商業レベルとしては弱いかもしれませんが、個人レベルでは十分です)。

 またブックマーク(フォロー)数に加えて熱心に感想を書いてくださる読者様がいたら、より売れる可能性は高まると思います。

 ※ランキング上位にいったら、賞に応募したりオファーを待ったりするのもありですよね。

STEP2:原稿作成

 小説投稿サイトで連載している作品に十分なパワーがあるとわかったら。今度は原稿の作成です。

 EPUBに変換する際に便利なので、原稿はWordで作成しています。

 WEB版の内容を読み直しつつ、小説サイトでコメントしていただいた内容や連載中にこうすれば良かったといったアイデアを詰め込んで調整していきます。細かい部分が多いのでストーリーの流れは大きく変わりませんが、ブラッシュアップは出来ていると思っています。

 後は購入者特典としてSSを毎回つけるようにしています。

 また校正については、この記事で紹介しているとおりココナラで依頼しています。

STEP3:表紙の作成

 amazonで販売する際、表紙のイラストは非常に重要です。全く同じタイトル、あらすじ、内容でもイラストを変えるだけでランキングが300台→20台ぐらいまで上がったことがあるので、断言できます。

 ちゃんとお金をお支払いして、作品のイメージにあうイラストレーター様を探すことをオススメします。

 私が利用したサイトはココナラ。金額の目安が記載されているのでお見積もりしやすくて良いですよ。

 またイラストだけではなくロゴもココナラで作ってもらったので、個人でKindle出版する作家の心強い味方になってくれます。

STEP4:WordからEPUBへの変換・入稿

  wordだけでもamazonに入稿できるんですが、その場合ルビが使えないのでEPUBに変換します。使うツールはRomancerです。EPUB化する際に表紙も必要となるので、イラストやロゴはこの段階で完成させておいてください。

 目次の入れ方などはサイトで公開されているPDFに記載されているので、私が説明するより公式の情報を確認した方が早いと思います。

 無事にEPUBに変換できたらKindle Previewerで表示を確認して問題なければ、KDPのページにログインして入稿といった流れになります。

 商品の価格は作家さんの考え方次第で変わりますが、必ず読み放題に対応させて下さい。個人でKindle出版した小説を購入してくれる方は稀で、読み放題から作品を読んでくれる方がほとんどです。

 また出版社様から販売されいてるライトノベルと違って、巻数を重ねてもすべてが読み放題で楽しめるという差別化ができるので、見逃す手はありません。

STEP5:宣伝

 入稿後に即販売するか、それとも予約期間を作るかは作家さん次第ですが、商品ページが作成されたら忘れずに宣伝しましょう!

 個人的に最も効果があったなと感じたのは小説投稿サイトでの宣伝です。

  •  作品を更新した際にフッターで販売したことを告知
  •  活動報告(近況ノート)で報告

 この二点は必ずした方が良いです。STEP1の条件を達成できるような作品であれば、応援してくれる読者様はいると思うので、誰にも読まれないという事態は回避できますし、運が良ければランキングを駆け上がるきっかけになります。

 個人でKindle出版した作品が売れればWEB版の更新を続けるモチベーションにつながるので、一定の読者様がいるけど更新するモチベーションが続かない……といった場合に、チャレンジしてみるのもよいと思います。