雑記

同人ラノベが売れる土壌ができたねという話

同人ラノベが売れる土壌ができたねという話

 こんにちは、わんたです。

 個人で出版したライトノベルは売れない。

 一昔前までは常識でした(ですよね!?)。

 ですが現在、個人でライトノベルをKindleで出版すると、そこそこ売れるケースが出ていてます。もちろん私も売れる作品を出版出来ました。

 どうして昔は売れず、今なら売れるようになったのか。

 環境の変化から私なりの考えを説明していきたいと思います。

電子市場が伸びている

 コロナの影響もあって、電子書籍の売上が大きく伸びています。

 インプレス調べによると、2020年度の電子書籍市場規模は4821億円と推計され、2019年度の3750億円から1071億円(28.6%)増加しているそうです。

 公開されているデータは2020年のものしかありませんが、2021年も同じぐらい増加している可能性はありそうです。

 昔から電子書籍市場は伸びていましたが、ようやく個人でも稼げるレベルの市場に成長したと思っていいかもしれません。

 また買ったのであれば続刊も電子書籍で。

 多くの方はそう思って、行動するんじゃないでしょうか。

 電子書籍で購入したら電子書籍を使い続ける。そんな人が増加しているので、電子書籍市場はこれからも拡大していくんじゃないかなと、個人的には思っています。

読み放題の台頭

 KindleUnlimitedに契約すると、対応した作品は読み放題になります。

 利用者からすると無料で漫画や小説を読むような感覚ですよね。

 夢のようなサービスです。

 対応している作品があれば、ですが。

 2016年頃のサービス開始当初、KindleUnlimitedに対応しているエンタメ作品は少なかったんです。商業漫画とかは、ほとんど全滅だった記憶があります。

 ですが、去年辺りから状況が変わっていて、出版社がKindleUnlimited対応した作品を出すことが増えてきました。漫画の1巻や2巻を無料で読めるようにして、3巻を買ってもらう。そんな戦略をとるようになったんです。

 そのおかげで、同人ラノベが読まれるチャンスも大きくなりました。

 KDP出版している方なら分かってもらえると思いますが、売上の7~8割はKindleUnlimitedに支えられていて、非常に重要な機能となっています。 KindleUnlimitedの契約者=売上げの天井といっても過言ではないでしょう。

 個人で出版したライトノベルを購入するというのは、そこそこハードルは高いですからね。タダで読めるなら挑戦してみるか、そんな気軽さが必要なんです。

流れを簡単にまとめると

 電子書籍市場が伸びて出版社が対応に迫られる

 ↓

 出版社が抱える漫画・小説の一部がKindleUnlimitedに対応

 ↓

 KindleUnlimitedの利用者が増える

  ↓

 同人ラノベも読まれる土壌が作られた

 といった、流れですね!

 電子書籍市場の拡大+KindleUnlimitedの利用者増、この二つの条件がそろったので、チャンスはかなり大きくなっています。

 環境が整ったのであれば、あとは面白い作品を書いて適切なプロモーションができれば売れるはずなので、自信があればKindle出版に挑戦してください!

 同人(個人)ラノベ市場が盛り上がることを祈ってます!

最後に

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