こんにちは、わんたです。
現在、個人で販売しているライトノベルの価格は498円にしています。
今回はなぜ上記の価格にしたのか、経緯を簡単にまとめてみました。
個人でkindle出版を検討されている方の参考になれば嬉しく思います!
印税は70%を維持する価格帯
電子書籍の魅力は高い印税率にあります。Amazonでは最大70%もらえますが、KDPセレクトに登録した上で、価格は250円~1250円の範囲に収める必要があります。
99円や2000円といった価格設定をしてしまうと、印税率が35%に下がってしまうので個人で出版する魅力が大きく下がってしまうので、高利益を狙うのであれば、販売価格は最大でも1250円にしたほうがよいですね。
安い=質が悪いと思われる
不思議なもので価格が低すぎると、それだけで質が悪いと感じてしまう場合があります。
例えば定価250円でライトノベルを販売した場合「文字数が少ないかもしれない」「面白くないから安くしている」といった疑問が購入者に浮かぶ場合があります。
出版社のブランド(保証)がない個人出版において、マイナスイメージは少しでも排除しておきたいので、自信がないからといって印税率70%になる最低価格(250円)にするのは止めました。
重要なのは、ライトノベル市場の相場から見て、納得感のある価格設定なのかという部分だと思います。
ライトノベルの相場
ライトノベルには大きく文庫と大判の二種類があります。
それぞれの価格と文字数は下記の通りです(ざっくり数字)。
価格
文庫:600~700円
大判:1,100円~1,300円
文字数
文庫:10万~12万文字
大判:12~15万文字
私の作品は一冊分の文字数を10万文字程度としているので、大判には及びません。ボリュームという観点では文庫を基準にした方がよさそうです。
また商業ライトノベルの場合、挿絵は数枚あるのが常識となっています。一方で、私が個人でkindle出版した作品は挿絵がありません。
挿絵がない=価値が下がっていると考えれば、文庫より安い値段が妥当。
250円以上600円以下にしようと決めました。
後はなんとなくですが、キリのよい500円で販売しようと決めました。
が、せっかくなので最後に一つだけ工夫をすることにします。
端数価格効果
世の中には、端数価格効果という心理トリックがあるのを知っていますか?
一番大きな数字や桁を減らすことで安いと思わせる手法で、スーパーでも使われおり、効果は実証されています。
効果があるなら使わない手は、ない!
ということで、500円から498円に変更して最終的な価格を決定しました。
価格の効果がどこまであったのかわかりませんが、ベストセラーを獲得する結果が出せたので、失敗ではなかったんだろうなと思っています。