こんにちは、わんたです。
個人でライトノベルを出版していることもあって、小説を書きつつ本の売り方を調べる日々を過ごしています。
ネットで検索してもプロがノウハウを公開していることは少なく、参考にならない情報ばかりだったんですが、つい最近見つけたこの動画が勉強になりました。
個人がマネできることではありませんが、プロの考え方が少しだけ理解できた気がします。
またエンタメとしても楽しく見れました。
ジャンルの市場規模について
前段が少し長いのですが、本のジャンルによって販売部数の天井は決まっているようで、ビジネス書なら30万部ぐらいが限界らしいですね。
健康の本は100万部、神社だったら7000ほどなど、ジャンルによって目標の数字が変わるのは納得できる話です。
ビジネス系でさらに売りたいのであれば、実用書(主婦などもターゲットにする)にするといいみたいで、70万部など天井は高くなるみたいでした。
似たようなことはエロ同人漫画家さんも言っていて、元ともエロ同人業界全体のパイが少ないのにニッチ戦略をしては売れない。狙うならNTRといった大きいジャンルで挑戦するべきとのこと。
これも池の大きさ、天井の高さについて語っていることですよね。
結局、プロモーションや売上げを気にする前に、自分が出す作品のジャンル。これがどこまで売れるものなのか、そういった市場調査(TOPレベルの作品の売上げ)をする必要がありますね。
宣伝方法は三つ
で、本題。本の宣伝方法は三つ。
推薦文を書いてもらう
推薦文の狙いは、書いてくれた人が抱えているファンに、本の存在を知ってもらうことにあるようです。著者ではリーチ出来ない層に、推薦文を書いた人経由で気づいてもらう。そんな手法ですね。
津田先生が原作と医療監修を担当している『高度に発達した医学は魔法と区別がつかない』では、ファンを多く抱えている人気作家さんにコメントを書いてもらっています。
これも、作家さんのファンに認知を広める手法なんだなと思って見ると、納得の人選ですね(女性作家さんにも書いてもらっているので、女性読者にもリーチ出来ますよね)。
もちろん。推薦文だけでなく、紹介者がSNSやYouTubeで告知するのも有効です。
本屋に営業しておいてもらう
これは電子書籍では使えない手法なので、ほーっと思うぐらいでした。
泥臭い営業は今も効果があるんですね。
広告を打つ
誰もが最初に思いつく方法ですが、
- そもそも普通に売れない本に広告を出しても意味はない
- 徹底的にお金をかけないと意味がない
- 電車などの広告は、インフルエンサーをフォローしない、テレビ・新聞を見ない、そんな層にリーチ出来る
- 推薦文と組み合わせると効果UP
など、いつ使うんだ? というノウハウが楽しく話されてます。
他にもKADOKAWAのトップに直談判、売れ残りは全部著者が買い取るみたいな話も出ていたので、別世界の出来事として楽しめました。
最後に
勉強にはなったものの、現状だと使えない手法ばかりだったので、三年後ぐらいには活用できるように成長します。
以上!