こんにちは、わんたです。
今回は個人で電子書籍を販売するKindle出版(KDP)の話です。
2024/9/14に販売開始した「勇者をクビになったので女遊びしたいんだけど、なんで失敗するんだ!?」が、12月20日からKENP(Unlimitedユーザーが読んだページ数)が増えて売り上げも伸びました。
今回は、なぜ伸びたのか考えてみたいと思います。
KENPのグラフで伸びた時期を調べる
急激に伸びたのは2024年12月24日前後ですが、予兆はありました。
2024年11月23日からベースのKENPが上がっています。
急増する前にその付近で何かがあったのでしょう。
2つほど心当たりがあるので、振り返りつつ仮説を立ててみたいと思います。
他作品の新刊発売効果でKENPが上がったのでは?
実は11月16日に「男女比1:99の異世界に来ていた」の3巻を発売し、翌日の17日にSF・ホラー・ファンタジーカテゴリで1位を取りました。
Amazon内の露出が高まってアクセスが多くなったタイミングです。
その際に商品詳細ページ内にあるA+から「勇者をクビになったので女遊びしたいんだけど、なんで失敗するんだ!?」のリンクをクリックして読んでくれたのではないか、という仮説です(参考:「出版社より」の画像)。
ただそうすると、薄オレンジ背景になっている他の二作品もKENPがあがっていそうなのですが、データを見る限り新刊を発売した影響はなさそうです(下記画像)。
新刊発売効果は一定あると思いますが、
「男女比1:99の異世界に来ていた」の3巻発売
↓
A+で「勇者をクビになったので女遊びしたいんだけど、なんで失敗するんだ!?」を発見
↓
ランキング上昇、KENPが上がる
といった流れだけじゃなさそうです。
カテゴリ追加によって作品にマッチした層を取り込んだ
発売当初はSF・ホラー・ファンタジー (Kindleストア)のみに登録していましたが、「男女比1:99の異世界に来ていた」の3巻発売に前後に読み物カテゴリに新規追加しました。
読み物カテゴリは、子供向けの本やハリーポッターなどがランクインしているため年齢層は低めです。
SF・ホラー・ファンタジー (Kindleストア)とは別の読者の目に留まって、表紙やタイトルをきっかけに読まれるようになった、という仮説は成立しそうだなと思っています。
詳細データは見れないので仮説の域から出ることはありませんが、Kindle出版している本がカテゴリを利用している層とマッチしているか見直してみると、売上が変わるかもしrません。
表には出ない裏のロジックで運よく浮上した
「男女比1:99の異世界に来ていた」の1巻発売後、しばらくしてKENPが謎の上昇をしたことがありました。
これがその時のKENPグラフです。
12月16日に販売を開始して12月30日にKENPが急増しています。
理由はわかりません。
だって何もしていませんから。
新シリーズの1巻ということで伸びるのに半月ぐらいかかったのかもしれません。もしくは年末、暇になった人たちが読んで評価してくれたか。
そういえば、「勇者をクビになったので女遊びしたいんだけど、なんで失敗するんだ!?」も12月24日からKENPが急増していたので、年末年始付近には何かあるのかもしれません(とはいえKENPが変化しない作品も多いので、偶然、たまたま、といった説の方が有力ですが)。
まとめ
結局、よくわかりません!!!!
ただA+の追加やカテゴリの最適化は影響ゼロではないと思うので、僅かな可能性にかけて調整してみるのはアリだと思います!
この記事を書いてA+設定してない小説があったので慌てて追加しました(笑)